《 2012年は国連の定めた「国際協同組合年」です 》(2012年3月27日)
国連では1957年より「国際年」を設け、共通の重要テーマについて、各国や世界全体が一年間を通じて呼びかけや対策を行うよう取り組んでいます。
これまでに協同組合が果たしてきた社会経済への貢献、特に貧困削減・仕事の創出・社会的統合に果たす役割が国際的に着目された結果、国連は2009年の総会で、2012年を国際協同組合年(IYC)とすることを宣言しました。 (IYC=International Year of Co-operatives)
●IYCの世界共通スローガンとロゴ
『協同組合がよりよい社会を築きます』
「Co-operative enterprises build a better world」
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IYCロゴ:協同組合の存在意義を社会へアピールする目的で自由に使えます。ただし、営利目的には不可。既に多くの生協で役職員の名刺に印刷されるなど、広報活動が始まっています。 |
●IYCの目的
(1)協同組合についての社会的認知度を高める
〜協同組合の貢献・協同組合の世界的ネットワーク・コミュニティ構築や平和への取組などについて広く市民に知ってもらう
(2)協同組合の設立や発展を促進する
(3)協同組合の設立や発展につながる政策を定めるよう政府や関係機関に働きかける
※これらの目的に向かって、国際的にも国内でも様々な取り組みが始まっています。
●佐賀県内での「IYC記念企画」の予定
昨年の10月から県内の生協・農協・漁協・森林組合で検討を進め、今年3月6日に「国際協同組合年佐賀県実行委員会」を立ち上げました。今後は、県内の他の協同組織にも協力を呼びかけて、以下の記念企画の準備と検討を進めています。
(1)『国際協同組合シンポジュウム(案)』
- ◆日時:
- 3月25日(日)13時半〜17時(開場13時)
- ◆場所:
- 佐賀大学 農学部大講義室
◎参加費無料、事前申込不要。どなたでも参加できます。
◎主催:国際協同組合年佐賀県実行委員会、佐賀大学農学部
- ◆内容:
- かつて佐大農学部で学んだアジア各国の元留学生たちが、母国での協同組合の現状と課題を、日本語で報告します。世界が期待する協同組合の役割を学びます。
■日本の協同組合の理念、組織、事業と課題(50分)・・・JA佐賀中央会、佐賀県生協連から報告
■各国の協同組合の現状と課題(125分)・・・マダガスカル、スリランカ、バングラデシュ、インドネシアの大学講師や研究員の報告と質疑
(2)記念企画第二弾 〜家族族で楽しめる1日イベントを、今年の秋に佐賀市内で開催する計画です。お楽しみに!
●『国際協同組合デー』について
ちなみに、毎年7月の第1土曜日は、国連の定めた「国際協同組合デー」です。全世界の協同組合員が心を一つにして協同組合運動の発展を祝い、平和とより良い生活を築くために、運動の前進を誓い合う日と位置付けられています。
以上 |