コープさが生協で、産直たまごの生産者を支援する取組みを始めました。 【コープさが生活協同組合】
穀物価格の高騰で鶏の肥育にかかるコストが急激に上がり、たまご生産者の経営が大変な状況にあります。一方、たまご価格の相場は横ばいで、コープさがでは4月から2回値上げをしましたが、これ以上の値上げで利用が減少すれば生産者も苦しむことになります。
コープさが生協では、産直たまごの県内3生産者を支援し、組合員が安定的に利用できるよう、「産直たまご生産者支援基金」の取り組みを始めました。
消費者と生協が一体となって生産者を支える取り組みとして、佐賀新聞でも大きく紹介されました。
●8月下旬から、「産直たまご生産者支援基金」のとりくみを始めました。
(1)産直さくらたまごの供給利益から1玉1円の積み立て(毎月の供給個数は約20万個です)
(2)組合員からの一口100円の支援募金
※支援基金は、来年2月までに(1)と(2)の合計で120万円にすることを目標に取り組みます。
※第1回目の支援募金ちらしで、組合員から19万9500円の寄付がありました。
●9月19日に、産直たまご生産者へ第1回目の「支援金贈呈」を行いました。
早く経営に役立てていただくよう、支援基金の目標額の半分に相当する60万円を、供給実績に応じて配分し、増田さん、宮地さん、青木さんの3生産者へお渡ししました。生産者からは「いままでに経験したことのない飼料価格の高騰で、一時期は廃業も覚悟しました。組合員さんの励ましで、元気がでました。これからも最高のたまごを提供できるよう努力します。」という言葉をいただきました。(生産者とコープさが役職員の18名が参加)
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半田幸子会長から贈呈 |
●9月30日に、生産者との「交流会」を開催しました。
たまご生産の状況について、生産者と組合員が情報の共有化と理解を深める目的で開催しました。JAさがの畜産課長から主な飼料穀物について価格高騰の理由をわかりやすく説明いただき、各生産者と生協から状況を報告して、参加者全体で質問や意見の交流を活発に行いました。最後に組合員理事が手作りのたまご料理を紹介し、試食も行って、和やかな雰囲気の内に2時間弱の交流会を終了しました。(生産者、組合員、役職員の56名が参加)
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佐賀市文化会館 大会議室(佐賀市内) |
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